Insta360、世界初の「パノラマドローン」を発表 王者DJIと正面対決へ

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中国の新興ドローンブランド「影翎(Antigravity)」が7月28日、世界初となる「360度パノラマドローン」を発表すると明らかにした。本体重量は249グラム未満と軽量ながら、8Kのパノラマ動画が撮影できる。従来の飛行体験を一新し、まるで鳥のように自由に飛び回る感覚を提供するという。新型ドローンの全貌は8月に公開される。

Antigravityは、360度カメラで世界トップシェアを誇る「Insta360」がパートナー企業と共同開発した新たなドローンブランドだ。担当者によると、製品には負荷検知機能を搭載し、違法改造のリスクを自動で回避する仕組みを採用。ユーザーに飛行の楽しさと高品質な撮影体験を提供する一方で、軍事目的での利用を防止する狙いがあるという。これまでにない豊かな映像表現を実現しつつ、構図設定やカメラワーク、操縦の難易度を大幅に下げたことも大きな特徴となっている。

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Insta360は7月23日にドローン市場への参入を発表し、瞬く間に業界の注目を集めた。同社はAntigravityに加え、自社ブランドのドローンも発表する計画だという。

注目すべきは、ドローン最大手のDJIが7月31日に同社初の360度カメラ「Osmo 360」を正式発表することだ。正式発表に先立ち、YouTuberのBenett Graezer氏がライバル機となる「Insta360 X5」との比較動画を公開している。

一方は360度カメラのリーディングカンパニー、もう一方はドローン最大手、それぞれが互いの分野に参入し、正面から激突し始めた。

(36Kr Japan編集部)

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