「通い箱」の全ライフサイクルをIoTで可視化。物流用リターナブル容器の「HOREN」、20億円超調達

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物流用のリターナブル容器「通い箱」の効率的な循環利用に取り組む「箱箱共用(HOREN)」がこのほど、深圳市時代伯楽投資管理が主導するシリーズFで1億元(約20億円)超を調達した。資金は、中国国内の産業チェーン全体の能力向上、業界ごとの基準策定、海外事業のローカライズ戦略「L4L(Local for Local)」の実行などに充てられる。

箱箱共用は2013年設立。液体のバルク輸送や生鮮食品の冷蔵輸送のほか、化学品や自動車、家電部品などの輸送を手がける企業に対し、通い箱の循環利用と共同利用に関するソリューションを提供している。同社のソリューションはIoTやアルゴリズム、ビッグデータ技術をベースとしているため、通い箱の生産から回収に至るまで全ライフサイクルを管理することが可能。ユーザーは、通い箱の現在地や状態(輸送中、保管中または紛失・放置の有無、中身の有無、輸送中の温度など)などをリアルタイムで把握できる。

現在の顧客は、中国食糧大手の中糧集団(COFCO)や中国家電大手のハイアールのほか、自動車部品大手の独ボッシュ、システム大手の独シーメンスなど数百社に上り、ここ3年はリピート率100%を維持している。

海外市場でも、複数のリースサービス大手と戦略的パートナーシップを結んでおり、欧米や日本、韓国などをカバーするサービスネットワークを構築。グローバルブランドとして知られるキューピーやハインツ、エスティローダーなどのサプライチェーンパートナーとなっており、海外売上高の割合が50%の大台に届きつつあるという。

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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