次世代燃料メタノールを商用車に応用、中国吉利系企業が新たに300億円調達

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次世代燃料メタノールで走る自動車を開発する「醇氫科技(Chunqing technology)」がこのほど、新たに2億ドル(約300億円)を調達したと発表した。杭州高新金投(Hangzhou Hi-Tech Investment)が出資を主導し、湘潭電化産投(Xiangtan Electrochemical Industry Investment)、南潯産業基金(Nanxun Industrial Fund)なども参加した。今回調達した資金は、主にメタノール水素製品の開発やエコシステムの構築に充てられる。

醇氫科技は、中国自動車大手の浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Holding Group)傘下で商用車を手がける遠程新能源商用車(Farizon new energy commercial vehicle)の子会社で、これまでにプレシリーズAで1億ドル(約150億円)を、プレシリーズAの追加ラウンドで1億3500万ドル(約200億円)を調達している。

醇氫科技によると、メタノールは「液体の電気」や「液体の水素」に例えることができるという。その上で、従来のガソリンやディーゼル燃料を直接代替できる革新的な「液体の新エネルギー」になりうると説明した。

メタノールや水素などの次世代燃料はすでに広く商用化されており、産業エコシステムも成熟している。吉利控股は現在、メタノール水素電気自動車を5万台余り運営し、累計走行距離は230億kmを超え、コア技術に関する特許400件以上を保有している。

「メタノール水素EV」の実用化を加速。吉利汽車系スタートアップ、200億円超調達

*1ドル=約148円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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