36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
窒化ガリウム(GaN)パワーデバイスを開発する中国スタートアップ「鎵未来(GaNext)」(全称、珠海鎵未来科技)がこのほど、シリーズBの2回目の追加ラウンドで北海山旁辺投資から約1億元(約20億円)を調達した。資金は高電圧・高効率製品の開発やサプライチェーン構築などに充てられる。
GaNパワーデバイスとは、ワイドバンドギャップ半導体材料GaNを用いた第3世代のパワーデバイスで、高周波・高出力・高効率の電力変換で幅広く活用されている。
鎵未来は2020年10月設立。現在は40種類以上の製品を展開し、650ボルトと900ボルトの電圧領域で出力30ワットから1キロワットまでをカバーする。第3世代の半導体設計プラットフォームに基づく新製品も25年前半に信頼性評価を完了し、量産・出荷が始まっている。

鎵未来の製品は、スマートフォンやノートPC、再生可能エネルギー、データセンター、新エネルギー車(NEV)といった分野に供給されており、主な顧客にはパソコン大手のレノボやスマホ大手のシャオミ、太陽光発電関連機器大手の昱能科技(海外ではHoymiles)などが名を連ねる。
2025年の半導体売上高は1億元を超える見込みで、今後も生産体制とサプライチェーンの整備に注力し、生産能力を拡大する方針。また、26年には全ての第3世代製品の開発を完了する計画だという。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録