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360度パノラマカメラのトップブランド「Insta360」を運営する中国の影石創新科技(Arashi Vision)がこのほど、2025年1~6月期決算を発表した。売上高は前年同期比51.17%増の36億7100万元(約770億円)と大幅に伸びたが、純利益は0.25%増とほぼ横ばいの5億2000万元(約110億円)にとどまった。研究開発費が100.35%増の5億6200万元(約120億円)、販売経費が75.46%増の6億2800万元(約130億円)と大幅に拡大した。
影石創新科技は2015年、広東省深圳市で設立された。パノラマカメラでは常に世界シェア1位を維持しているほか、アクションカメラやウェブカメラ、ジンバルなど多様な製品を提供している。同社は6月11日、上海証券取引所のハイテク新興企業向け市場「科創板」に上場。創業者の劉靖康氏は1991年生まれ、科創板上場を果たした最年少の創業者となった。
同社は7月末、新たなドローンブランド「影翎(Antigravity)」から世界初となる「360度パノラマドローン」を発表すると明らかにした。決算報告書によると、同社はドローンのほか、次世代型のウェアラブルカメラやVlogカメラなど13件の開発プロジェクトを抱えており、総投資額は16億元(約340億円)を見込んでいる。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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