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中国のホームプロジェクター大手「極米科技(XGIMI、エクスジミー)」が8月29日、2025年1~6月期決算を発表した。売上高は前年同期比1.63%増の16億2600万元(約340億円)とほぼ横ばいだったが、純利益は2062%増の8866万元(約19億円)と驚異的な黒字回復を果たした。家電の買い換え促進政策による流通取引総額(GMV)の伸び、コストコントロールの成功、海外市場の急拡大が主な要因となった。
中国のスマートプロジェクター市場は成長が鈍化し、過当競争が続くなか、XGIMIは海外展開を加速し、欧州や北米、日本、オーストラリアなどの主要市場でオンラインとオフラインでの販売を拡大している。海外向けの高級フラッグシップモデル「Aladdin X2 Plus」は、日本では10万円前後で販売されている。
同社は新たに車載プロジェクター事業を展開している。同事業はまだスタートしたばかりだが、後部座席用プロジェクターがすでに、電気自動車(EV)ブランドの問界(AITO)の「M8」と「M9」、尊界(MAEXTRO)の「S800」、享界(STELATO)の「S9」などに搭載されている。
現在は資金調達ルートの拡大とグローバル市場開拓に向け、香港ドル建て株(H株)の発行と香港取引所メインボードへの上場申請を進めているという。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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