ソーシャルフィットネスアプリ「Keep」、家庭用スマートエアロバイクを発売

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ソーシャルフィットネスアプリ「Keep」、家庭用スマートエアロバイクを発売

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中国オンラインフィットネスサービス大手の「Keep」は、自社製品のスマートエアロバイク「C1」を発表し、10月30日から体験可能になった。

同商品はKeepのオンラインショップおよび各大手ECサイトで予約販売を開始しており、価格は2599元(約4万2000円)。

同社は、ユーザーが自分に合ったリズムでエアロバイクを漕ぐことで脂肪燃焼効果が向上すると謳っている。

フィットネス開始前に、C1はユーザーの運動能力の限界をテストし、それぞれのデータに合わせてトレーニングコースを設定する。バイクはクラウド側でコントロールされ、自動的に負荷調節ができるという。車体に搭載された「ETMスマート負荷調節システム」が、トレーニング中もリアルタイムの状態に基づき電磁制御によって負荷を調整するが、所要時間0.3秒で調節ができ、ユーザー自身による手動調節の必要がない。また、全部で36段階が設定可能だという。

これまで、Keepは様々なスマートハードウェア商品を発売している。ランニングマシンや体脂肪計のみならず、今年はスマートウォッチ等の商品も売り出した。現在、400余りの規格化商品ユニットがあり、SKUは約2000だという。

コンテンツからスタートしたKeepだが、現在ハードウェアやスナックの販売、実店舗等のオフラインビジネスを拡大している。コンテンツを中心に、複数分野における展開により、売上の増加を図るかたちだ。例えば今回のエアロバイクの場合、Keepが体脂肪燃焼を目的とする9種類のトレーニングレッスンを提供している。

Keepのスマートエアロバイクを含む全てのハードウェア商品は、ユーザーが使用した際の個人データがすべてクラウド側にアップロードされ分析されることとなる。

フィットネス業界では、従来のハイアール等のメーカーも、新興のインターネット系メーカーの「シャオミ(小米)」、ファーウェイなども、スマートハードウェア市場へとビジネスを拡大しつつある。そのため、Keepは数多くの競合相手に直面している。Keepの優位性は、コンテンツからスタートしたことにより、ユーザーにフィットネスのブランドとして認知されていることだ。Keepが提供したデータによると、今年6月までで、Keepのアプリ会員数は2億人で、月次アクティブユーザー(MAU)4000万人だという。

ただし、オフラインでのビジネス展開には多額な投資が必要となり、競争が激しい分野でもあることから、成長を維持することは容易ではないと思われる。(翻訳:小六)

※トップ画像はKeepより

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