シャオミ、3万円の5Gスマホ「Redmi K30 5G」をリリース 不振の国内市場で挽回できるか

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「シャオミ(Xiaomi、小米科技)」は、12月10日に行われたRedmi K30とAIoTスマート製品の発表会席上、Redmiシリーズで初のデュアルモード5G対応機種「Redmi K30 5G」、全画面のノートパソコン「RedmiBook 13」、「RedmiルーターAC2100」など一連の新製品を発表した。

Redmi K30 5G はQualcomm Snapdragon 765G SoCを搭載しており、SA/NSA構成の両方に対応したデュアルモード5Gとなる。リアカメラは最新のセンサーSony IMX686を採用した4眼仕様でフロントカメラもデュアル仕様。またパンチホール採用でリフレッシュレート120Hzの20:9ディスプレイも特徴的だ。そのほか、4500mAhバッテリーにより30Wの急速充電が可能となる。

Redmi K30 5Gの販売価格は1999元(約3万円)で、発売時期は2020年1月の予定。この価格は、現在市場で販売されているすべての5G携帯電話より低いことになる。

Kシリーズは、今年のRedmiブランドが独立した後に新たにリリースした主力製品であり、K30シリーズはその第2世代の製品である。

しかし、これまでの1年間、Honor V(ファーウェイ傘下)からOnePlus(一加)、vivo iQOO、OPPO Reno Aceまで、中国メーカーはミドルレンジのスマホを次々と打ち出してきた。コストパフォーマンスの高さは、もほや各メーカーにとってスタンダードになり、競争のカギでなくなった。Redmi K30 5Gに関して言えば、この機種でシャオミが減少している中国国内市場のシェアを挽回できるかが疑問である。

先月開催されたシャオミの開発者大会で、同社最高経営責任者の雷軍氏は、「未来は5G+AI+IoTで構成されるスーパーインターネットの世界だ」と述べた。小米だけでなく、ライバルのファーウェイ、OPPO、vivoもスマホを入り口にして、IoTの世界に参入してきている。

Redmiはシャオミのスマホの販売台数の担い手であるとともに、今後IoT領域においてライバルと対抗する役割を担うことになるだろう。

(翻訳・Ai)

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