vivoが同社初となるデュアルモード対応の5Gスマホ「X30」シリーズを発売 目玉の高性能広角・望遠カメラは「TikTok」にも対応

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5G対応スマートフォンでは各メーカーともにハイエンドフラッグシップモデルで様子を探っていたが、すぐにミドルレンジモデルも5G対応となり、各主要メーカーは今5Gスマホに全力を注いでいる。

12月16日、中国スマホ大手vivoがX30シリーズの5Gスマホを発表。価格は3298元(約5万2000円)で、先月末に発表されたファーウェイのサブブランドhonor(栄耀)の「V30」よりも1元(約16円)安く、現時点で入手可能な5Gスマホでは最安値となる。また最大60倍のズームが可能なカメラを搭載した「X30 Pro」の価格は3998元(約6万3000円)だ。

Xシリーズはvivoで最も定番のフラッグシップモデルであり、出荷台数も1000万台規模だ。同社副総裁を務める劉宏氏によると、X30シリーズの1日当たりの生産台数は10万台近いという。Xシリーズでの5G対応は、vivoによる5Gスマホの大規模生産の始まりを意味する。

vivoの5Gスマホ展開はハイペースだ。今年8月には他メーカーに先立ち、中国初となる3000元(約4万7000円)台の5Gスマホを発売。最低価格が3798元(約6万円)の「iQOO Pro 5G」だ。その後ひと月足らずで最低価格が5698元(約9万円)の最上位機種「NEX 3 5G」を発売。ハイエンドとミドルレンジ市場を同時にカバーすることで、5Gスマホの初戦でシェアトップを勝ち取った。米市場調査会社「IDC」によると、第3四半期(7~9月)における中国国内の5Gスマホ出荷台数は約48万5000台で、そのうち半数以上をvivoが占めたという。

「iQOO」はvivoが今年発表した新しいサブブランドだ。また「NEX」はvivoの最上位機種で、このシリーズの5Gスマホは市場の反応を見る意味合いを持つ。この2機種が一定の成功をおさめたことに加え、中国国内の5G商用ネットワークが正式に開始したことで、Xシリーズの5Gスマホが満を持しての登場となった。

注目すべきは、X30シリーズはvivo初となるデュアルモード対応スマホだということだ。これまでデュアルモード5Gはファーウェイの専売特許だった。シャオミ、OPPO、vivoの3社ともに近く5G・デュアルモード対応のスマホを発表する予定だが、現時点で入手可能なのはvivoだけだ。vivoはサムスンと新型プロセッサ「Exynos 980」を共同開発しており、X30シリーズが初搭載の機種となる。同プロセッサは世界で初めてArmのアーキテクチャCortex-A77を採用したSoCでもある。

「X27」と同様、今回発売されたX30シリーズもカメラがセールスポイントだ。インカメラは3200万画素、背面にはそれぞれ1300万画素の望遠カメラ(X30 Proのみ)、6400万画素のメインカメラ、800万画素の広角カメラ、3200万画素のカメラ(ポートレート)を配置。60倍ズームはX30 Pro最大の目玉で、発表会のデモンストレーションでは500メートル先にある山の頂上をズームすることができた。

特筆すべきは、X30シリーズが全てのカメラ機能をショート動画共有アプリ「抖音(Douyin、海外版は「TikTok」)」に開放している点だ。これ以前、抖音ではスマホのメインカメラのみ対応で、複数のカメラを持つ機種の場合は他のカメラを利用できなかったため、抖音と提携するX30シリーズにより今回この状況が一新されたことになる。X30シリーズを利用して抖音で動画を撮影する際には、メインカメラ以外にも広角カメラや望遠カメラが利用できるようになったのだ。

X30シリーズ以外にも、vivoは来年上半期に多数の5G対応スマホを発表する予定だ。劉氏によると、1000元(約1万6000円)台から6000元(約9万4000円)台までと幅広い価格帯をカバーするという。
(アイキャッチ写真はvivoより)
(翻訳・山口幸子)

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