中国自動車最大手「上汽」が新R&Dセンターに150億円を投入 NEVの部品供給加速へ

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世界各地で広がる電気自動車(EV)の波が、自動車部品企業にも波及し始めている。

11月27日、上海張江ハイテク産業開発区科学城で、中国自動車最大手の「上海汽車集団(SAICモーター、略称「上汽」)」傘下の「華域汽車系統股份有限公司(Hasco Automotive、以下「華域汽車」)」の技術研究開発センター建設が開始された。同研究開発センターではインテリジェント・コネクテッド・ビークル、新エネルギー自動車(NEV)キーコンポーネントおよび、スマートプロダクトアプリケーションなどに関する技術の開発とテストが行われ、1400名の開発スタッフが勤務する予定だ。投資総額は10億元(約155億円)、総建築面積は約10万平方メートルで、2022年の竣工を予定している。

2009年5月に設立された華域汽車は、上海巴士実業(集团)股份有限公司(以下、巴士股份)をその前身とする。中国政府が進めた大型国有企業の合併再編に伴い、上汽傘下の自動車部品事業を引き継いだ巴士股份が華域汽車と改名し、コアコンピテンシーを持つ部品サプライチェーンの構築を目指している。

ここ数年、中国では新エネ車産業が急速に成長している。マッキンゼー・アンド・カンパニーの予測によると、消費者の認知度と満足度の大幅な向上に伴い、2024年には中国が世界最大の新エネ車市場となる。その販売台数は500万台以上で、そのうちリチウムイオン二次電池式電気自動車が7割を占めるという。

新エネ車成長というチャンスをつかむため、華域汽車はすでに従来の自動車部品サプライヤーから新エネ車部品サプライヤーへと転換を始めている。

2017年10月、華域汽車は世界第3位の自動車部品メーカー「マグナ・インターナショナル」との提携を発表し、マグナ・インターナショナルの全額出資子会社である「麦格納(太倉)汽車科技有限公司」と共同出資で、主に新エネ自動車の電気駆動システムを生産する「華域麦格納電駆動系統有限公司(HASCO MAGNA ELECTRIC DRIVE SYSTEM CO.,LTD、以下「華域麦格納」)」を設立するとした。

華域麦格納はすでに「上汽大衆(SAICフォルクスワーゲン)」、「一汽大衆(FAWフォルクスワーゲン)」からフォルクスワーゲン・グローバル電気自動車プラットフォーム(MEB)向けの電気駆動システム関連製品の指定業者意向書を取得しており、FAWフォルクスワーゲン向け部品の生産開始時期は2020年を予定している。

現在華域汽車はすでにフォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズ、BMW、一汽(FAW)、「東風(Dongfeng Motor Corporation)」、「吉利(GEELY)」等複数の自動車メーカーと提携関係を構築しており、電気駆動システム、駆動モーターとコントローラー、電動ステアリングギア、電動エアコンプレッサー、電子制御ブレーキシステムおよびバッテリー管理システム等の部品を供給している。

作者:「未来汽車日報」(Wechat ID:auto-time)、張一

原文記事: https://36kr.com/p/5270421

(翻訳・桃紅柳緑)

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