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中国山東省済南市は6月から、済南公共交通集団北部分公司の自動運転バスによる市道走行試験を開始している。コースは全長6.4キロ、信号機のある交差点や横断歩道、交差点での方向転換、車線変更と合流などが含まれている。
バスに同乗する保安員の丁平順さんは「車体やバッテリー、制御ソフトが中国企業製。自動運転レベル4(L4)で、9人乗り」と紹介。車両には高精細カメラの他、レーザー光を使った高精度センサー「LiDAR(ライダー)」、ミリ波レーダー、超音波レーダーなど各種センサーが搭載されており、保安員の役目は緊急事態に備えて運行状態を監視することだと説明した上で「走行試験を始めて以降、運転は非常に順調で、障害物に遭遇すると、自ら判断して迂回(うかい)するか、止まって待機する」と語った。
現在、試験内容はすでに公道走行にとどまらず、バッテリーの自動交換へと広がっている。1日走行した自動運転バスはバッテリー充電・交換ステーションに入ると、自律的に所定の位置に駐車する。システムが駐車を認識すると、ロボットアームが充電コネクターをつかんで正確にポートに挿入し、充電を開始する。
中国送電大手、国家電網傘下の国網済南供電の職員は、この充電用ロボットアームが同社の独自開発によるものだと明かした上で、コネクターの挿入にかかる時間はわずか40秒ほどで、全過程が無人化されたスマート充放電を実現したと紹介した。【新華社済南】
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