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中国電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)が発表した2025年7~9月期決算は、売上高は前年同期比14.9%増の2991億元(約6兆6000億円)、純利益は54.7%減の53億元(約1200億円)だった。
主力の小売事業は堅調で、売上高は11.4%増の2506億元(約5兆5100億円)、年間アクティブユーザー数は10月に7億人の大台を突破した。また、フードデリバリーなどの新規事業の売上高は213.6%増の155億9200万元(約3400億円)と大きく伸びた。しかし、新規事業への投資に伴う損失もさらに拡大し、収益圧迫の要因となっている。
サプライチェーン能力は、京東が長期的な競争力を確立するための重要な柱になりつつある。同社は現在、安定的かつ高効率のサプライチェーンネットワーク「スーパーサプライチェーン」の構築に取り組んでいる。スーパーサプライチェーンは中国からアジア太平洋、そして世界へと広がり、サプライチェーン切断のリスクを低減する。
スーパーサプライチェーンを支える京東物流(JDロジスティクス)は、9月末時点で1600カ所以上の倉庫を運営しており、7〜9月期の売上高は24.1%増の551億元(約1兆2000億円)となった。同社は今後5年間でロボット300万台、無人配送車100万台、ドローン10万機を調達し、物流・サプライチェーンの各領域に投入する計画だという。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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