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中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」が11月17日、2025年7~9月期決算を発表した。純損益は3億8000万元(約84億円)の赤字だったが、前年同期比で78.9%縮小した。調整後の純損益は1億5000万元(約33億円)の赤字となった。売上高は101.8%増の203億8000万元(約4500億円)だった。
自動車事業の売上高は105.3%増の180億5000万元(約4000億円)、粗利益率は13.1%と4.5ポイント上昇した。原材料コストの低下と量産規模の拡大が主な要因となった。納車台数は149.3%増の11万6000台と大きく伸びた。1~9月の累計納車台数は前年同期比218%増の31万3000台となり、すでに24年の年間納車台数を大きく超えている。
サービスおよびその他事業の売上高は78.1%増の23億3000万元(約500億円)で、利益率は74.6%に達した。独フォルクスワーゲン(VW)に提供した技術開発サービスが大半を占めた。
小鵬汽車は2026年、新製品を大量投入する。新型車7車種を発表するほか、海外市場向けに3車種を打ち出す予定だ。同社はオーストリアの車開発・生産受託大手マグナ・シュタイヤーに欧州でのEV生産を委託しており、すでにマグナのグラーツ工場で生産が始まっている。独ミュンヘンの研究開発(R&D)センターも運営を開始している。
また、自動運転タクシー(ロボタクシー)3車種を発表し、試験運営を開始する計画もある。さらに、2026年末までに人型ロボット(ヒューマノイド)の大規模量産を目指す方針だという。
*1元=約22で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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