シャオミ7〜9月期 EV好調で最高益、スマホは粗利低下

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中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が発表した2025年7月~9月期決算は、調整後純利益が81%増の113億元(約2500億円)と過去最高を更新した。売上高は前年同期比22.3%増の1131億元(約2兆5000億円)だった。

電気自動車(EV)など「イノベーション事業」は四半期ベースで初の黒字化を達成し、全社成長の原動力となった。一方、主力のスマホ事業はサプライチェーンコストの上昇で粗利益率が低下するなど、新規事業と既存事業の好不調が鮮明になった。

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スマホの出荷台数は0.5%増の4330万台、売上高は459億6900万元(約1兆円)。IoT・生活家電などを含む「スマホ×AIoT」事業の売上高は1.6%増の841億元(約1兆9000億円)だった。

イノベーション事業の売上高は199.2%増の290億元(約6400億円)と爆発的に伸びた。EVの納車台数は10万8796台で、1~9月の累計は26万5967台となった。10月単月の納車台数は4万台を超えており、11月には通年目標の35万台を達成する見通しだ。

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*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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