Temu運営の中国PDD、7~9月は純利益17%増 売上高は2兆4000億円に

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中国電子商取引(EC)大手のPDDホールディングスが11月18日、2025年7〜9月期決算を発表した。売上高は前年同期比9%増の1082億8000万元(約2兆4000億円)、純利益は17%増の293億3000万元(約6500億円)だった。Non-GAAP(非米国会計基準)ベースの純利益は14%増の313億8000万元(約6900億円)となった。営業利益は1%増と数四半期ぶりにプラスに転じた。

米モルガン・スタンレーは、この改善傾向が25年10~12月期から26年通期まで継続すると予測。その理由として、PDDの海外向けEC「Temu」の損失が順調に縮小していること、そして国内向けECの利益率が徐々に改善していることを挙げた。

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PDDの財務副総裁、劉珺氏は「競争環境の変化と外部の不確実性を反映し、増収率の鈍化が続いている」とした上で、「当社は販売業者への支援やエコシステムへの投資を拡大しており、今後も四半期ごとの業績に波が出る可能性がある」と慎重な見通しを示した。

*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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