小鵬汽車、広州で自動運転レベル3公道試験を開始 米テスラ「FSD」に挑戦状

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録大企業注目記事

小鵬汽車、広州で自動運転レベル3公道試験を開始 米テスラ「FSD」に挑戦状

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」は12月16日、広東省広州市でレベル3(L3)の自動運転車の公道走行試験ライセンスを取得し、市内の高速道路で走行試験を開始したと発表した。

レベル2ではドライバーが常にシステムを監視する必要があるのに対し、レベル3ではドライバーは常時監視から解放され、特定条件下でハンドルやペダル操作をする必要がなくなる。ただし、システムが正確に判断できない場合には、ドライバーが運転に介入する「条件付き自動運転」となっている。

高速120キロ走行も「手放し」実現 中国のスマートEVがL3公道試験開始、ファーウェイの技術搭載

 

小鵬は11月に開かれた年次イベントで、第2世代のVLA(Vision-Language-Action)モデルを搭載したレベル4(L4:特定条件下での完全自動運転)の自動運転車を発表した。何小鵬CEOは、2026年にもハード・ソフトの双方がレベル4相当の量産車を市場に投入する方針を明らかにしている。

「運転支援=自動運転」誤解に歯止めーー中国が運転支援機能の国家標準策定へ、ドライバー監視を強化

 

小鵬汽車は米テスラをライバル視しており、12月11には何CEOが自身のSNSで「スタッフと面白い賭けをした」と投稿した。その内容は、2026年8月30日までに同社の「VLA2.0」がテスラの「FSD v14.2」の水準に達した場合は、本社食堂を参考にした中国風レストランをシリコンバレーに開設する。一方、達しなかった場合は、自動運転チームを率いる劉先明氏がゴールデンゲートブリッジを裸で走るという“過激”な約束だった。ユーモアを交えつつも、テスラの背中を捉えたという強固な自信が伺える。

小鵬汽車、7~9月は売上高101.8%増  EV・ロボタクシー・ヒューマノイドの3本柱で攻勢

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

次の一手をひらくヒントがここに。

会員限定ニュース&レポートをお届け。