シャオミ「SU7」、テスラ「モデル3」を逆転。中国高価格帯BEVで販売首位、残価率もトップ

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全国乗用車市場信息聯席会(CPCA)のデータによると、中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)傘下で電気自動車(EV)事業を手がける「小米汽車(Xiaomi Auto)」は2025年、EVセダン「SU7」25万8164台を出荷した。これは、米EV大手テスラ「モデル3」の出荷台数20万400台を抜き、中国の高価格帯の純電気自動車(BEV)販売台数で首位となったという。また25年7月に出荷を開始した電動SUV「YU7」は、半年間で販売台数が15万3700台に達し、純電動SUVの販売台数で最多となった。また、2025年7月に出荷を開始した電動SUV「YU7」は、約半年間で15万3700台を販売し、純電動SUVで最多となった。

小米SU7は発売当初からテスラのモデル3を競合と位置づけていた。単月の販売台数を見ると、2024年3月の発売から25年12月までの21カ月のうち13カ月で、SU7がモデル3を上回っている。

2年足らずで競合を追い抜いた背景には、スマートフォンやスマートホームを中心とする膨大なユーザー基盤に加え、競争力の高い価格戦略がある。SU7は、モデル3と同等の製品力を維持しつつ、標準モデルの販売価格を21万5900元(約470万円)からとしている。この価格はモデル3より約2万元(約44万円)安い。

また後発の強みを生かしたシャオミは、長年大きな刷新のなかったモデル3に対し、航続距離やスマート関連ハードウエアで性能面の優位性を示している。SU7標準モデルの航続距離(中国独自のCLTC基準)は700キロメートル(km)に達し、モデル3の634km(後輪駆動版、同基準)を上回る。さらに、全モデルにLiDARと先進運転支援機能を標準装備とすることで、有料オプションを前提とするテスラの運転支援モデルとの差別化を明確にした。

中国汽車流通協会(CADA)などがまとめた25年の中国自動車残価率に関するリポートによると、BEVの年間残価率では、シャオミのSU7が86.05%で首位だった。

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(36Kr Japan編集部)

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