中国発、深海6000mを制する「水中ロボット」 海底建設の人手不足を解消へ

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中国の水中ロボットメーカー「山東未来機器人(Shandong Future Robot)」はこのほど、シリーズBで数億元(数十億~百数十億円)を調達した。出資者は建元基金や中芯聚源など。今回調達した資金は、主に生産能力の拡充やグローバル市場の開拓などに充てられる。

海洋エンジニアリング分野では長年にわたり、従来の有人潜水士による作業はコストが高く、安全リスクも大きい上、作業可能な水深にも限界があった。海洋資源の開発や海底インフラ整備の需要が拡大する中、作業用ROV(遠隔操作型水中ロボット)は人手に代わる重要な装備として普及。海底での工事や点検、保守など幅広い用途で活用が進んでいる。

2005年設立の未来機器人は、当初は浅い海域での作業ロボットの研究開発・製造に注力していた。15年の社名変更を機に、戦略の重点を深海向け設備分野へと移し、主要部品や制御システムから完成機の設計に至るまで、全工程を自社で担う研究開発体制を段階的に構築してきた。現在では、作業用ROVのほか、深海トレンチャー(海底溝掘削装置)、深海採鉱ロボット、海底建設装備など、多様な製品を展開している。中でも自社開発の深海ロボットは最大潜航深度6000メートルに達し、海底での高精度作業や重切断、地質サンプリングなどの複雑な任務を遂行できる。技術水準は既に国際的な主要メーカーと肩を並べる水準に達している。

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同社の製品は現在、世界数十の国と地域に輸出されており、海底ケーブルの敷設や保守、洋上風力発電の建設、深海エンジニアリングなどで幅広く採用されている。世界的に深海開発活動が活発化する中、同社が展開する高付加価値の水中向け設備事業はさらなる成長が見込まれる。

*1元=22元で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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