微博(ウェイボー)に30億元投資でコンテンツ強化 なぜ大手が巨額投資するのか?
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昨今では、テンセント、Baidu、アリババ、Toutiao(今日頭条)、微博(ウェイボー)、Meipai、360といった大手が次々とコンテンツを発表した。現在ではどこもリソースを開放し、高いレベルでの資金サポートを行ってきているが、今日、微博(ウェイボー)は自分の手の内を明かした。大手のSNSサイトのコンテンツは今後、ますます熾烈な競争が続いていくことはいうまでもない。
12月5日北京国家会議センターで、微博(ウェイボー)の主催による第3回V影響力サミットが開催された。会議では、微博(ウェイボー)の最高責任者(CEO)の王高飛氏が、発展に至るまでの会社のストーリーを話し、現在の業績、今後の方向性や投資、また来年着手するビジネスについても発表した。しかし、ユーザーの減少や閲覧量の減少等の問題については昨日既に回答しているということで、今日のサミットでは提議されることはなかった。
トップクラスブロガー「大Vユーザー」は2万5千人に、昨年比67%の増加
長い間、メディアは好んで微博(ウェイボー)とツイッターを比較してきた。この2社はボトルネックに苦しんだが、微博(ウェイボー)は幸運にも抜け出すことができた。ツイッターでは自らの失敗を償っていない。
多くの人が、微博(ウェイボー)はタイミング良く戦略を見直したことが功を奏し、微信(Weixin) に攻勢をかけ、「第2の春」を迎えようとしているとみている。例えば、中小Vユーザーのサポートとして、新しいインフィード広告や、検索エンジンの最適化(SEO)、網紅(ワンホン)とよばれるネットインフルエンサーの活用、ライブ中継等のエンターテイメント的コンテンツといったものが推進され、また、第3、第4の都市に浸透しつつある。では、微博(ウェイボー)の最新の運営情況はどのようなものだろうか?
財務報道では、微博 (ウェイボー)は先月、4半期財務レポートを出した。純売上と純利益は、それぞれ81%と215%にアップした。ユーザーの規模では、微博(ウェイボー)の9月のアクティブユーザー数は前年度の同時期に比べて約7900万人増加し3億7600万人に達し、そのうち、中国移動といったモバイル端末からのアクセスの割合が全体の92%に達していることがわかった。同時期、日平均アクティブユーザー数は、3300万人から1億6500万人に増加した。
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コンテンツの規模では、画像、テキスト、動画などが微博 (ウェイボー)コンテンツの主な形式となっている。その中でも、動画分野の拡大が顕著に現れていて、微博(ウェイボー)ユーザーが配信する動画コンテンツは1日平均100万本以上で、ライブ配信数は30万回を超えている。月間アクセス数が10億回を上回るバーチカル(垂直)型分野は25件に上り、去年から6件増加したことが明らかになった。内訳はゲーム、撮影、時事、ネット、旅行、情事などの領域で、そのうち、ゲームはエリアブログマスター、ドラマ、レジャー、総合番組、育児などのアクセスが100%を超える伸びをみせた。
微博(ウェイボー)が前日、アクセス数の減少に触れたように、微博(ウェイボー)は、現在、バーチカル(垂直)型のコンテンツを強化していて、トップユーザーの規模は拡大している。今年の11月までの時点で微博(ウェイボー)のトップユーザー数は41.8万人にのぼり、昨年より23%増加した。そのうち、大Vと呼ばれるトップクラスのブロガーは2万5千人で、昨年より67%アップ、フォロワー数も45%増えた。
微博(ウェイボー)の新しい動画ストリームの人気に伴って、微博(ウェイボー)は、今後さらにトップユーザー向けのコンテンツを強化していくことだろう。今のところ、人気ストリームユーザーの規模は7000万人を超え、これは各領域のトップユーザー数の全体の40%を占めている。2018年には、この数字は90%に上昇するとみられている。トップユーザー、大Vユーザー、新バーチカル型の分野、これらはどれもカバーされていないユーザーの流れに影響を及ぼすかもしれない。
セルフメディアの売上が200億を超え、30億元規模のファンドを成立するまでに
各プラットフォームは、以前それぞれの資源が豊かであることを競っていたが、今ではユーザーのためにどれだけ稼げるかをよりアピールするようになってきた。王高飛は、今年微博(ウェイボー)のセルフメディア運営による収入は207億元を上回り、昨年と比べても77%増加する見通しだとしている。コンテンツによる収入は13億3000万元と昨年比で183%も増加した。
具体的には、ポピュラーサイエンス系ブロガー「科学家種太陽」がブログに写真をアップした月は、V+会員のアクセスが100万回に上り、新しく加入したメンバーが3000人を超えた。「栄養師顧中一」という栄養士系ブロガーはトップ3の病院での仕事を辞め、その後、ブログに健康についてのコンテンツを発信するブロガーになった。翌年には、V+会員は2000人ものトップブロガーをカバーするとされ、20の領域にまで及び、セルフメディアの収入は5億元を見込んでいるとされている。
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来年には、王高飛は微博(ウェイボー)のセルフメディア運営により収入は300億元を超え、そのうち、コンテンツによる収入は30億元以上となるだろうと予測している。キャッシュフローでは、広告、有料コンテンツ及びEコマースが今年手がけようとしている3大事業で、来年はまた、V+会員、動画広告及びコンテンツマーケティングにも着手する予定である。現在、動画広告は既に準備が整っていて、プレムービー広告、スーパースクリプト、プロダクト・プレイスメントといった広告手法がある。また、同時にコンテンツ型のECサイトも試運転が始まっており、ここでは10万ユーザーを獲得する見通しで、各人や各組織には異なるクライテリアや比率がある。
実際、微信(Weixin) との競争を除いて、Toutiao(今日頭条)がリリースしたアプリも微博(ウェイボー)を不意打ちした形になってしまった。36krが明らかにしたところによると、微頭条の超有名スターは既に5000人を超えた。数えると、このアプリは約半年運営されてきた。しかも、Toutiao(今日頭条)はストリーミングに億規模をつぎ込み、製作者をサポートしようとしている。Toutiao(今日頭条)が、第2の微博(ウェイボー)になることは明らかだろう。
同会議で、王高飛も微博(ウェイボー)と30億元規模のジョイントベンチャーファンドを設立したことを明らかにした。資金、オリジナリティ、多次元の商業化、コンテンツEコマースから、優良なショート動画、エンターテイメント系及び高クオリティのコンテンツ作りでMCN機構をサポートする。
今年5月に、微博(ウェイボー)はバーチカル(垂直)型分野でMCNとの提携を計画した。これまでの時点で、微博(ウェイボー)が提携したMCN機構は既に1200社を超え、昨年比で268%の増加となった。あわせて1.6万のアカウントをカバーし、昨年比で305%アップだった。月の閲覧量は1210億に達し、同時期と比べても410%もの大幅増だった。微博(ウェイボー)とMCNとの提携は53ものバーチカル(垂直)型分野をカバーし、大部分の分野で微博(ウェイボー)のユーザーがカバーされた。
製作者はどのプラットフォームを選ぶのか、なぜプラットフォームはエコなコンテンツを創り出すのか?
2017年グローバルパートナー大会で、テンセントは、来年企鹅号に100億元を投資することを発表した。また、コンテンツファンドを設立し、優良なコンテンツへの投資も行うとしている。最近、Toutiao(今日頭条)の製作者は、この会議で張一鳴が発表した「1000人の100万人フォロワー計画」について、また10億元もの投資を悟空問答(Wukong)に対して行うことを発表した。これは、スイカテレビが提供した20億元のジョイントベンチャーファンドのようなものだといえる。これらは資金の一部で、各大手はまだまだ豊富な資源等を持っているのだ。
製作者にとってすれば、どのプラットフォームを選ぶべきか?これは王高飛にとっても悩ましき問題なのだ。国外の市場について挙げ、SNSネットワークはやはり同じようにコンテンツの争いがあるとしつつも、境界はもっとはっきりしていると指摘する。ニュースや新聞等のコンテンツはフェイスブックやツイッターなどに送信され、有名人、ファッション、Eコマース、レジャーなどのブロガーがインスタグラムへ行き、動画はユーチューブへ流れていく。ブロガーは自分の得意とすることや持っている能力により、適切なプラットフォームを選択しているのである。
逆にこの数年、国内の各アプリのボーダーラインは非常に曖昧で、以前のユーザーはよく微博(ウェイボー)や微信(Weixin) 、百家号、頭条号などを使ってきたが、現在は企鹅号や熊掌号、火山号などが現れてきている。どのプラットフォームでも、アクセス、コンテンツ基準、賞賛ルール、キャッシュフローの方式は同じだ。では、製作者は、最終的にどれを選ぶのだろうか?この問題については、王高飛氏は直接の回答を出しておらず、株式売買の評価で比較をしようとしている。このため、彼は、一人の投資人のストーリーを通じて、自社株を買わせようとしているのである。
2014年微博(ウェイボー)が上場した当時、アメリカのあるファンドが私たちに投資した。しかし、毎年一度だけやりとりがあるものの、普段は会社の具体的な業務について尋ねてくることはなかった。それでも、業界の概要、メディア、新しい製品などについては聞いてきた。3年が過ぎて、多くの人は20、30、40ドルといった価格で売却したが、このファンドだけはいまだに微博(ウェイボー)の大部分の株を所有している。今年、このファンドが北京に来たときに投資はチャンスではないことだと示し、まずは会社が正確な方向に向かっているのか、次に継続していけるかを見極めることが重要だと明らかにした。
したがって、もし微博(ウェイボー)がSNSメディアをやらずに他の事業をしていたら、このファンドはとっくに株式を売却していたかもしれない。将来の発展において、王高飛は今後も3つの方向性を維持するとしている。まず第1に大規模な微博(ウェイボー)のプラットフォームを築くこと、2番目にコンテンツのコミュニティの活発化、3番目にフォロワーのキャッシュアウトだ。考慮すべきは大手がコンテンツ拡大化を進める戦略の状況で、微博(ウェイボー)は最終的にどのような位置につくのかということだ。アナリストの分析によると、開かれて集中化されたコミュニティーを通して、微博(ウェイボー)は人々と現場との橋渡し的な役割を構築したと指摘する。ある事件が発生した時、微博(ウェイボー)だったら、人々はメディアが伝える現場からの報道を待たなくても、その場を囲む野次馬のようにすぐさまライブで見られるのである。これは、ユニークなコンテンツをもつ微博(ウェイボー)ならではの大きなアドバンテージといえるだろう。Toutiao(今日頭条)にとって、核心的な機能というのはアルゴリズム計算の蓄積によって、ユーザーの関心に最もあうニュース記事を配信することだ。だからこそ、Toutiao(今日頭条)の障壁は、実は優秀な機械学習のアルゴリズムがもたらすデータの障壁であって、SNSネットワーク上のつながりやコミュニティの雰囲気が欠乏するToutiao(今日頭条)が「コンテンツ・インキュベーション(コンテンツ創出支援)」として新たに多額投資しても、本当の「エコ・コンテンツ」を創り出すことは非常に難しいだろう。
しかしながら、オリジナルコンテンツの不足は、Toutiao(今日頭条)の財務データ上の巨大な潜在力に影響を及ぼすことはないだろう。ユーザーのキャッシュフローでは、Toutiao(今日頭条)は既に微博(ウェイボー)を追い越し、来年はフェイスブックをも越えることが予測されている。また、Nomuraのデータによると、微信(Weixin) ユーザーの平均収入は大よそ7ドルである。
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しかし、Toutiao(今日頭条)は、SNS上のつながりやコミュニティの雰囲気が不足しているという問題を補おうとしているようだ。しかしながら、SNSコミュニティは熾烈な競争にあり、良い業績を得られるかはまだ未知数だ。この推理から、実際はBAT等のプラットフォームにおいて、コンテンツを増やし同じ目的であるコンテンツを浸透させ、プラットフォームから離れないようにすることだ。微博(ウェイボー)からすると、各SNSのコンテンツの境界がもっと明確になることを望んでいるのである。