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新型コロナの影響が各業界に波及している。どのように難関を乗り越えるかについて、すでに多くの経営者がアドバイスをしているが、3月11日夜、スマホ大手「シャオミ(小米)」の創業者雷軍氏も見解を述べた。
この5か条からなる見解は、2009年の金融危機のときに雷軍氏が一度発表したものである。その中心にあるのが、コストのコントロールと現金を大事にするということだ。どのような状況においても、十分な現金保有こそが生き延びるための要諦である。雷軍氏は1997年9月、「金山軟件(Kingsoft Corporation)」社の経営者だったときに給与さえ払えない状況に陥ったことがあり、この見解も当時の教訓から来たものだろう。
5か条は以下の通り:
一、全員がコストを意識すること。企業が発足したその日からコストの意識を持ち、トップが率先垂範することで全社員に意識してもらう。
二、コストをしっかりとコントロールすること。使うべき金は躊躇せずに使い、使うべきでない金はビタ一文使わない。細かいところまで徹底すること。
三、費用を固定費と変動費に分けること。危機が起きたときはまずすべての変動費を止め、次に固定費を分析し、減らせるものがないか逐一見直すこと。
四、売掛金と在庫管理を基本として、厳しく管理すること。中小企業は保有現金額が給与何ヶ月分を賄えるかに注目し、大企業はキャッシュ・フローに注目すべきだ。たとえ当月帳簿上では利益が出ても、キャッシュ・フローがマイナスなら精査をし、早期に解決すること。その場合、通常なら売掛金、在庫、固定資産購入に問題があるはずである。
五、費用の節約にはみんなで知恵を出すこと。
その上で、雷軍氏は、危機は同時にチャンスでもあるとの認識を示した。十分な現金を保有する企業は、各種コストが下がっている今の時期を利用し規模を拡大することができ、比較的低コストで高い参入障壁を築くことができるためだ。一方、現金が不足している企業は、コストを抑えた上で、6か月以内に収益を生み出せるプロジェクトのみに集中すべきである。総じて言えば、中小企業は生き延びることを第一に考え、目先のことに注力すべきなのに対し、大企業は一時的な危機に流されずに、長期的な視点を持つべきである。
補足として、雷軍氏はさらに次の3点に言及した。まず、コストをコントロールするには、単に価格を低くすることだけではなく、効率を上げることに着眼してはじめて、危機のなかでも実力を落とさずに戦うことができること。
次に、イノベーションし続ける力を身につけることだ。製品のイノベーションだけでなく、ビジネスモデルのイノベーションも大事である。例えば今回の感染症では外出規制で生活が不便になったが、「非接触型のビジネス」にとっては逆にチャンスとなったのである。
最後に、勇気を持つことである。どのようなときにおいても、難関を克服する勇気を持ち続けなければならない。危機を前にしたとき、自信はどんな財宝よりも貴重である。
画像はシャオミより
(翻訳:小六)
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