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テンセントやアリババが出資している中国動画サービス大手のビリビリ(bilibili)は4月9日、ソニーから4億ドル(約433億円)の戦略投資を受けることを発表した。ソニーは子会社を通じてビリビリの発行済株式総数の約4.98%を保有することになる。この取引はまもなく完了するという。
今後、両社はアニメやモバイルゲームを中心とした様々な分野で協力していく。これまでも双方はアニメ、ゲーム、音楽分野で協業しており、今回の提携はそれほど驚くことではない。2016年にビリビリはソニー傘下のアニプレックス(Aniplex)のモバイルゲーム『Fate/Grand Order』の独占配信を行っており、同ゲームはすぐにビリビリのベストセラートップ10入りを果たしている。他にもソニーミュージック(SME)と提携し、ビリビリ動画上でユーザーがSMEのミュージックビデオを視聴することもできる。一方、ソニーにとってはビリビリと協業することで中国市場での存在感が増すだろう。
ビリビリは2009年に設立、初期には日本のニコニコ動画のパクリサイトと言われていたが、2018年5月には米ナスダックへの上場をはたし、現在では月間ユーザー数(MAU)1億人以上の規模にまで成長している。また、2018年10月にテンセントから3億2000万ドルの資金を調達、2019年2月にはアリババからの出資も受けている。
(翻訳・Ai)
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