アリババ傘下フードデリバリー事業が非接触配送に本腰 スマート食配ボックスを3000台投入

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上海市はこのほど、オンライン経済の発展を奨励するソリューションを発表し、そのなかで「非接触配送」を加速的に推し進めると言及した。これに対し、アリババ系列のフードデリバリー大手「餓了麼(ELE.ME)」物流部門の担当責任者は、中国全土でフード宅配用のスマートダイニングキャビネット3000台を投入し、そのうち上海には1000台投入する予定だと言及した。

現在、同社は保温機能、自動消毒機能を初めて搭載したスマートダイニングキャビネットを上海のショッピングセンターに投入使用している。同社によると、「非接触配送」はすでに物流の重点となっている。薬品、スーパーマーケット用品、野菜に適したスマートダイニングキャビネットの研究・設計を進めており、スマートダイニングキャビネットの応用シーンを細分化して行うことで、各利用シーンのニーズに応えることができるとしている。

解説

新型コロナウイルスの感染拡大の発生後、デリバリーと宅配便の「非接触配送」が中国で爆発的に増加したことで、ユーザーの消費習慣も大きく変わった。感染拡大後の長期計画において、餓了麼は、配達員のオフィスビルへの出入禁止やユーザーがデリバリーされた商品をすみやかに受け取ることができないなどの問題を解決するために、CBDなどオフィスエリアで大量のスマートダイニングキャビネットを配置したのだ。デリバリープラットフォームが投入に本腰を入れたことで、スマートダイニングキャビネット業界は今年、需要の爆発的な成長を迎えるとみられている。

本記事は「中国商業新聞CBNS」の提供です。

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