売上水増し問題のオンライン教育「好未来」、米国上場以来最大の赤字

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4月28日の米国株式取引開始前に、中国オンライン教育大手の「好未来(TAL)」が1週間遅れで2020会計年度第4四半期(2019年12月1日~2020年2月29日)と通期の財務報告書を発表した。発表が遅れたのは、好未来の年間総売上高の3%から4%を占める小学生向けオンライン学習プラットフォーム「学而思軽課」で社員による売上水増しが発覚し、同社の株価が急落、時価総額647億元(約9800億円)が吹き飛んだからである。「学而思軽課」の売上高は9400万~1億2500万ドル(約100億~133億円)だ。

2020年通年では、好未来の売上高は前年比27.7%増の32億7300万ドル(約500億円)、営業利益は前年比59.8%減の1億3700万ドル(約140億円)となった。3億7000万ドル(約390億円)の黒字だった2019年に対し、2020年は1億1000万ドル(約110億円)の純損失を計上している。2020会計年度第4四半期、好未来の売上高は前年同期比18%増の8億5800万ドル(約910億円)となり、営業損失は4130万ドル(約44億円)、純損失は9010万ドル(約96億円)だった。

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