中国版ツイッター「微博」の運営元、上場20年で非公開化を検討

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中国版ツイッター「微博」の運営元、上場20年で非公開化を検討

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7月6日、中国版ツイッター「微博(Weibo)」を運営する中国ネットサービス大手「新浪(Sina)」(NASDAQ:SINA)がオフィシャルサイトで、董事長兼CEOの曹国偉氏が率いる持株会社「New Wave MMXV Limited」(以下「New Wave」)から拘束力を持たない非公開化の提案を受けたことを明らかにした。現在、新浪は特別委員会を設置し、この提案について評価・検討を行っている。今回の提案では、1株当たり41ドル(約4400円)で取得する内容となっており、提案に基づく企業価値は27億ドル(約2900億円)になる。1株当たりの取得価格は、過去30取引日の平均終値よりも約20%高くなっている。

新浪が非公開化を選択する理由については、新浪の関係者によると、非公開化されれば、経営陣は同社に対する支配権を100%獲得して多様化戦略や事業の試行を進めることができ、同社の発展にさらに多くの構想の余地を得られるからだという。米国市場における同社の評価額は長らく低迷していたが、これも非公開化を検討する1つの理由なのかも知れない。「4大ポータル」と称される新浪、ネットイース(網易)、テンセント(騰訊)、捜狐(Sohu)の中で、最も早く2000年に上場を果たしたのが新浪で、同社の株価はかつて147ドル12セント(約1万5820円)という歴代最高値を記録した。米国現地時間7月7日の取引終了時点で、同社の時価総額は、同じく米国で上場している子会社の「新浪微博(Weibo)」の3分の1にも満たない26億2200万ドル(約2820億円)となっている。

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