長蛇の列〜ロフトが初の海外直営店を上海にオープン、HEYTEAとのコラボ企画も

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日本で大人気の雑貨専門店「ロフト(Loft)」が中国進出を果たした。

7月22日に上海市静安区同楽坊に中国本部を開設することを発表した同社は、24日には上海の人気商業施設メトロシティ(美羅城)に初の海外直営店をオープンした。ロフトは中国でも人気が高く、開店直後は長蛇の列となって、一時入場制限をされた。

中国1号店は広さ1046平方メートルで、ロフトの主力カテゴリであるステーショナリー、バラエティーグッズ、コスメ・ビューティー、ホーム雑貨を3万点あまり揃えているほか、海外直営店独自の試みとしてオリジナル雑貨コーナー「LOFT APARTMENT」も設けている。個性あふれる同コーナーの商品はどれも中国のクリエイターの手によるものだ。現在のところイラスト、ハンドメイドアクセサリー、インテリア雑貨の3カテゴリで、オリジナルデザインを手がける18の中国ブランドの商品を扱っている。 

また、中国の人気ティードリンクチェーン「喜茶(HEYTEA)」が、ロフト上海店の開店初日にコラボグッズを取り扱う「芒芒便利店(Mango Store)」もオープン。このような連動キャンペーンを展開することで、店舗オープン前から若者たちの注目度と期待度を大いに高めてきた。

1987年に誕生したロフトは現在、日本国内に131店舗を展開している。有名ブランドに比重を置くデパートとは異なり、ロフトではバイヤーが目利きして仕入れた商品が全体の90%近くを占める。ニッチな商品を幅広く取りそろえるロングテール手法により、多くのマイナーブランドが好みに合う消費者に巡り会えたというわけだ。

ロフトがこの時期に中国進出を決めたのは一時の衝動ではない。日本経済新聞の過去の報道によれば、ロフトは昨年9月に人気ブロガーのライブ配信という形で中国市場進出への手応えをうかがっていたという。同ライブ配信の視聴者数は17万人に達し、これを受けてロフトは2020年に中国で出店する計画を打ち出した。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、上海店オープンに関する確実な情報が発表されたのは直前になってのことだった。

ロフトの公式微博@LOFT_officialより

無印良品やniko and・・・など、中国展開を進める日本の大型雑貨チェーンは増加の一途をたどっている。しかし中国では、ロフトでさえも強力なライバルに囲まれている。その一つが2013年に誕生し驚異的な拡大を見せる雑貨チェーン「名創優品(Miniso)」だ。わずか7年のうちに70以上の国や地域で3900店以上を構えるまでに成長してきた。それに対して1983年に事業を開始した無印良品は世界で900店余りにとどまっている。

先輩である無印良品が中国市場で苦戦している現実に目をとめ、中国消費者の嗜好や熾烈な市場競争にうまく適応していくことができるか。その結果によってロフトの将来が決まるといっても過言ではないだろう。

(翻訳・畠中裕子)

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