ブラウザで手軽に利用可能な短編動画制作「FlexClip」が人気 日本市場にも対応

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ショート動画を頻繁に視聴するユーザーが増え続けている。調査会社の「QuestMobile」によると、2019年6月の時点で、ユーザー1人あたりのショート動画月間視聴時間は22.3時間で、前年同期比で8.6%伸びている。スマホゲーム、音楽配信、電子書籍、その他の動画配信と、各種のエンターテイメントがあるなか、ショート動画は視聴時間も伸び率も第1位となっている。

そのため、ショート動画制作ツールへのニーズが高まり、「FlexClip」などのような、オンラインでの動画編集が可能なサービスが人気を集めている。

FlexClipは香港で登記された企業「PearlMountain」が2019年1月にローンチした、ブラウザで使用できるプラットフォームである。法人向けの製品プロモーション動画や、個人向けのプロポーズ、誕生日動画など、多種多様なニーズに対応できる動画素材を提供している。現在の主なマーケットは欧米、日本で、英語、中国語、日本語、スペイン語など9カ国語のバージョンがある。創業者の林霄氏は、中国市場と比べ、海外市場のユーザーは有料サービスに対する抵抗感が薄いため、まず海外で十分なユーザーを獲得してから、中国国内での展開を考えるとしている。現時点での月間アクティブユーザー数は33万で、2019年と比べ4倍に増えた。プラットフォームを利用して制作された動画の総数は43万に達し、2020は2019年の5倍になると予想される。2020年のプラットフォームの総アクセス数はすでに230万回となっている。

動画編集の画面

FlexClipでの動画制作は、主に次の3つのステップからなる。まず、ユーザーが用意した動画や画像をブラウザにアップロードし、次にプラットフォーム上のトリミング、貼り合わせ、テキスト、BGMツールなど使い編集する。最後に、動画を圧縮またはフォーマットを変更しダウンロードしたり、動画サイトへ直接アップロードしたりする。自分で動画を用意しなくても、プラットフォーム上にある動画素材を使うことができ、自由に編集できる。林氏はFlexClipをできるだけ手軽にし、誰でも数分間で動画を制作できるようにしたいと話す。

FlexClipの特徴について、林氏は次の点を挙げている。まず、FlexClip はブラウザにデータを保存するHTML5ローカルストレージを使用しており、ユーザーの動画をプラットフォームのサーバーにアップロードする必要がない。これはアップロードの待ち時間を減らすだけでなく、プライバシーの保護にも配慮したものだ。

次に、動画編集ツールでは、色調、フィルター、シーンの切り替え、再生速度などが細かく調整できるようになっており、素材においては、外部のプラットフォーム「Storyblocks」と提携し、90万以上の動画素材、11万以上の音楽素材を提供している。

最後に、動画の制作速度を非常に重要視しており、ローンチ当初と比べ、すでに速度を5倍にまで高めることができたという。

料金面では、無料と3種類の有料プランがあり、月額は8.99〜25.99ドル(約940円〜2700円)で、12カ月分を一括で支払えば半額となる。プラットフォームの宣伝はメディア報道、インフルエンサーによる紹介などが中心である。現在ユーザーは、ウェブページの制作者、動画制作者、コンテンツ制作者、SNS運営関係者、また中小企業の宣伝や教育用に利用する人が多い。

林氏によると、運営会社のPearlMountainの社員は約50名で、すでに黒字化を実現している。今後はより多くのテンプレート、ツール、素材を開発し、YouTubeやDropboxに直接アップロードできるようにする予定だという。中国国内での展開については、適切なパートナーと共に取り組みたいとしている。(翻訳:小六)

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