麻酔不要で苦痛も軽減 中国、「飲むだけ」の磁気誘導カプセル内視鏡の開発が進む

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2011年に設立された、消化器用の医療機器を開発する「資福医療(Jifu Medical)」が、このほどシリーズCで数億元(約数十億円)の資金調達をしたことがわかった。リード・インベスターは「景林投資(Greenwoods Investment)」、コ・インベスターは「博将資本(Bojiang Capital)」など。調達した資金は消化器の低侵襲検査およびスマート診療製品の開発と、磁気誘導カプセル内視鏡のマーケティングおよび生産拡大に使われる。

市場研究機関の「前瞻産業研究院(Qianzhan Industry Research Institute)」が発表した「2020〜2025年中国内視鏡産業市場需要および投資分析報告」によると、中国の医療用内視鏡の市場は急成長しており、2015年は156億元(約2300億円)、2017年は199億元(約3000億円)となっている。

2010〜2017年中国医療用内視鏡の市場規模(单位:億元)

市場は大きいものの、内視鏡は技術的ハードルが高く、中国国内企業の競争力が弱い分野である。中国で使われている内視鏡は日本とドイツのメーカーのものが中心で、国産ブランドのシェアは5%未満だ。

資福医療が開発しているのは、独自技術を採用した磁気誘導カプセル内視鏡である。重さ2.7gのカプセル型のカメラを飲み込めば、磁気誘導でカプセルを動かすことができ、正確な撮影が可能となる。従来の経口内視鏡と比べ、侵襲が少なく、麻酔が不要となるだけでなく、検査時間を10〜15分間に短縮させることもできる。

資福医療のカプセル内視鏡

また、同社の磁気誘導カプセル内視鏡は操作しやすく、内視鏡医がレクチャーを受ければすぐに使用できるようになるという。

資福医療は深圳に工場を建設し、医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理(GMP)認証とISO13485認証を取得している。磁気誘導カプセル内視鏡は「大聖(DaSheng)」というブランド名で、2019年12月にNMPA(中国国家薬品監督管理局)の三類医療機器認証と、EUのCE認証(EC certificate)を取得している。現在この医療機器は上海交通大学付属瑞金医院などにすでに導入されている。(翻訳:小六)

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