中国最大のペット病院グループ「New Ruipeng」が数百億円の資金調達 テンセントも出資

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このほど、ペット対象の動物病院グループ「新瑞鵬寵物医療集団(New Ruipeng Pet Healthcare Group、以下「新瑞鵬」と略称)」が、数億ドル(約数百億円)の戦略的資金調達を行ったことがわかった。リードインベスターはテンセント、コ・インベスターはドイツの製薬大手ベーリンガーインゲルハイム、「碧桂園創投(Country Garden Venture Capital)」、「雪湖資本(Snow Lake)」、「OrbiMed」、「Aspex Management」、「清池資本(Lake Bleu Capital)」。資金調達後の同社の評価額は約300億元(約4500億円)となっている。

2018年、旧「瑞鵬」傘下の約450の動物病院が、3社の約700の動物病院と合併。そして2019年1月に、瑞鵬は「高瓴資本(Hillhouse Capital)」からの投資を受け、高瓴資本が傘下に持つペット医療関連の事業と合流し、新瑞鵬を立ち上げた。同社は現在中国で病院数がもっとも多いペット対象の動物病院グループである。

新瑞鵬の董事会秘書の朱立鋒氏によると、同社は中国の80都市に約1400の動物病院を持っており、うち医療センターが約100カ所、専門病院が約300カ所、小型クリニックが約1000カ所である。グループ全体の従業員は1万6000名以上で、獣医師免許所持者は約5000名。

新瑞鵬の傘下には、動物病院のほかにも、ペット用品のサプライチェーン、ペット関連の教育事業、インターネット事業など、計7つの事業群がある。朱立鋒氏によると、事業が多角化したため、新瑞鵬として再出発した際に、全国をいくつかのエリアに分け、各エリアがエリア内のすべての事業を統括する形式を採ったという。仕入れに関しては、単価を下げるため、エリアに分けた後もグループ全体で行っている。

新瑞鵬になったことによる変化には、上記のほかに人材管理・昇進システムの見直し、グループ内の全病院の情報システムの統一、アプリ「阿聞(RVET)」による診療・トリミングの予約・EC販売を始めたことなどがある。外部との提携では、生活関連サービス大手の「美団点評(MEITUAN)」、アリババ傘下の「餓了麼(ele.me)」、京東傘下の「京東到家(daojia.jd.com)」での、ペット用品の販売開始を挙げることができる。

今後、新瑞鵬は全国でさらに病院数を増やし、医療技術の開発を進める計画である。医療以外では、サプライチェーン、教育、インターネット、メディア事業を推進し、テンセントとスマートリテールを掘り下げていく予定である。

市場調査会社「鯨準(JINGDATA)」によると、2019年の時点で、中国には1万〜1万5000のペット対象の動物病院があり、うち大規模な病院グループは15%未満である。それらの動物病院の再編も進んでおり、新瑞鵬以外では、「瑞派寵物(RINGPAI PET)」が2019年末にシリーズCの資金調達を行い、300以上の病院を持っている。20以上の病院を持つグループには、ほかに「全心全意(qxqy)」、「寵愛国際(Loving Care Internatinal Pet)」などがある。(翻訳:小六)

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