リゾートホテル運営の旅悦集団が「食」「娯楽」などの旅行予約アプリリリース、旅行業全般へサービス拡大

ホテル予約サービスなどを展開する旅悦集団は、ホテル経営の管理システム「大管家智慧管理体系」と旅行関連予約アプリ「花築旅行」をリリースした。「花築旅行」はホテル予約だけでなく、食・娯楽・買い物など旅行全般の予約ができるサービスだ。

旅悦集団は2016年、ホテルや航空券の価格比較サイト去哪兒(Qunar)の一プロジェクトとして始動し、後にスピンアウトした。オンライン旅行会社最大手携程旅行網(シートリップ)も出資している。旅悦集団が運営するホテルブランド「花築(Huazhu)」はリゾート地周辺に立地し、地域の文化を反映した個性あるサービスや体験を提供する。

創業者兼CEOの張強氏によると、同ホテルブランドは200軒(120軒が開業済み)あり、海外でも約30軒を展開する。2018年内に500軒、2019年中に2000軒体制を目指す。

ホテルは直営とフランチャイズがおよそ半々。直営店は客室1室あたりの投入コストが8~13万元(約130~210万円)で、RevPAR(販売可能客室1室あたりの平均売り上げ)が約400元(約6400円)だ。宿泊予約の43%は自社サイト、残りは携程旅行網などのオンライン旅行会社から受けている。ホテル全体の客室稼働率は80%以上を維持しており、登録会員のリピート率は30%となっている。

客室稼働率と収益が安定している理由は出店の絞り込みにあり、各都市の人気の立地やレビューから、成長性を分析している。

中国には全国に29万軒の宿泊施設があり、リゾート地に立地するホテルブランドはわずか1.42%にとどまる。旅悦集団は、リゾートの独立系ホテルを花築ブランドに取り込み、ブランド力や稼働率の向上を支援する方針。

また、旅悦集団が新たに発表した「大管家智慧管理体系(大管家スマート管理システム)」はホテル経営に関する一体化管理システムで、ホテルの立地選定、建設計画、運営、コスト管理まで網羅する。人材の専門性、管理業務フロー、データの少なさといった管理上の問題を解決し、日単位、客室単位のデータを取得できる。携程旅行網や去哪兒、e龍(芸龍旅行網)、Booking.comなどオンライン旅行各社のデータとも連結し、市場環境、ホテル経営、客室状況や客室料金、レビューなどをモニタリングできる。同システムによって、従来は人の手で管理されていた業務の60~70%をカットできるという。

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