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【新華社北京8月18日】世界で電気自動車(EV)産業の発展が加速する中、リチウムイオン電池業界が好景気に沸いている。中国の調査機関、高工産業研究院(GGII)が発表した「EV産業チェーンデータベース」によると、2020年の世界EV販売台数は前年比42%増の約287万1千台だった。今後は32%の複合成長率を保ち、25年には1150万台になるとしている。
工業・情報化部が発表した報告書によると、中国の今年上半期(1~6月)のリチウムイオン電池生産量は110ギガワット時を超え、前年同期からの伸び率は60%超となった。川上の電池材料の生産量は正極材料が45万トン、負極材料が35万トン、セパレーターが34億立方メートル、電解液が13万トンで、いずれも前年同期の2.3倍以上になった。業界全体の総生産額は2400億元(1元=約17円)を超えた。
リチウムイオン電池は国外からの受注も増加している。税関のデータによると、1~6月の輸出額は743億元で、前年同期から7割近く増えた。
電池各社は生産能力を増やし市場シェア拡大を図っている。贛鋒鋰業(ガンフォンリチウム)は、84億元を投じて年産15ギガワット時の新型リチウムイオン電池工場を建設すると発表した。上海杉杉鋰電材料科技も四川省眉山市に新会社を設立。約80億元を投じ、年産20万トン規模のリチウムイオン電池負極材料の一体型生産拠点を建設する。
深圳新宙邦科技がオランダで15億元を投じて建設を進めるリチウムイオン電池電解液・材料プロジェクトは、24年下半期(7~12月)からの順次生産開始を予定しており、フル稼働後の生産能力は電解液5万トン、炭酸エステル10万トンを見込む。
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