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中国のショート動画プラットフォーム「快手(Kuaishou)」を運営する「快手科技(Kuaishou Technology)」がこのほど、2022年12月期通期の決算を発表した。
22年の売上高は前年比16.2%増の942億元(約1兆8000億円)。純損失は136億9000万元(約2600億円)で、前年の780億8000万元(約1兆5000億円)から大幅に減少した。 うち、10〜12月期の売上高は前年同期比15.8%増の282億9200万元(約5400億円)、調整後の純損失は4532万元(約8億7000万円)まで縮小した。いずれも市場予想を上回る結果だった。
事業別の売上高は、同社最大の収入源であるオンラインマーケティングサービス(広告)が490億元(約9400億円)と全体の52.1%を占めた。ライブ配信サービスは37.6%、電子商取引(EC)を含むその他のサービスは10.3%となった。
中国国内事業の営業利益は1億9200万元(約37億円)と大幅に好転した。21年は営業損失86億8000万元(約1660億円)を計上していた。一方、海外事業の営業損失は66億元(約1270億円)となったが、21年に比べれば44.7%縮小している。
中国ではライブコマースが急速に成長し、すでにオンライン消費の主流となっている。 快手はライブコマースのリーディングカンパニーとして知られる。同社のライブコマースの22年10〜12月の流通取引総額(GMV)は前年同期比30%増の3124億元(約6兆円)に達し、22年の年間GMVは9000億元(約17兆円)の大台を突破した。
22年は快手全体の利用者数も着実に伸び、DAU(1日当たりのアクティブユーザー数)は3億6600万人、MAU(月間アクティブユーザー数)は6億4000万人と、いずれも過去最高を記録した。
*2023年4月3日のレート(1元=約19.2円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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