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ノルウェーの自動車雑誌「Motor」がこのほど、世界的に人気のある電気自動車(EV)32車種を対象に、航続距離の限界値を実測した。うち13車種がWLTP基準の公称航続距離を上回った。
WLTPはWorld Light Vehicle Test Procedureの略称で、 燃費や排ガスを測定する方法の国際基準。EV、プラグインハイブリッド車(PHEV)および燃料電池車(FCV)を含む新エネルギー車(NEV)の航続距離を測定する際の基準ともなっている。
今回の実測では、厳密な意味では科学的に不十分ではあるものの、良好な気象条件の下で実行され、全ての車種に同一ルートを走行させた。
航続距離1位は米テスラの「モデルS」のロングレンジバージョン(AWD)で、WLTP基準の公称航続距離634キロを6%上回る672キロを記録した。
公称航続距離を上回る率が最も大きかったのは、中国の小鵬汽車(Xpeng Motors)の2車種だった。SUV(多目的スポーツ車)タイプの「G9」(4WD)は、公称の520キロを13%上回る587.8キロ、セダンタイプの「p7」(4WD)は公称の505キロを10.3%上回る557キロとなった。
ほかに日産アリヤ、BMW i7、メルセデスEQE・EQSは、いずれも実測の航続距離は約580kmだった。うち日産アリヤはエネルギー制御のレベルが高く、WLTP基準の公称航続距離を9%上回っている。
(36Kr Japan編集部)
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