中国EMS大手「ラックスシェア」、蘇州に自動運転車研究開発センター建設へ

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アップルのワイヤレスイヤホン「AirPods」やスマホ「iPhone」などの生産受託で知らている、中国電子機器製造受託サービス(EMS)大手の立訊集団(ラックスシェア)はこのほど、江蘇省の蘇州工業パーク蘇相合作区管理委員会と戦略的協力協定を締結し、同区内に自動運転車グローバル研究開発センターを建設する。

同センターはインテリジェントドライブ製品、スマートコックピット、ヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)の研究開発を基礎とし、中核プロジェクトには、国産プロセッサーをベースとする車載中央演算プラットフォーム、軽量スマートコックピットシステム、高性能ミリ波レーダーなどが含まれ、投資総額は約5億2300万元(1元=約20円)を予定している。

完成後は中国のスマート電気自動車(EV)の主要ユーザーや世界のEVおよび従来車の主要ユーザーと協力し、3年以内に製品ラインの市場シェア15%以上を目指す。

立訊集団は1997年に創立し、2010年に深圳証券取引所に上場した。コネクター、接続ケーブル、モーター、ワイヤレス給電などを生産しており、家庭用電化製品や通信、企業、自動車、医療など、世界の多くの重要な分野で広く使用されている。これまでに蘇相合作区に設立された立勝汽車科技(蘇州)は立訊集団の完全子会社で、主に自動車用電子スイッチなどを生産している。
(新華社南京)

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