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中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が11月20日発表した2023年7~9月期決算は、小幅ながら6四半期ぶりの増収となり、純損益も黒字転換を果たした。売上高、純利益ともに市場予想を上回った。
売上高は前年同期比0.6%増の708億9400万元(約1兆4900億円)、純損益は前年同期の14億7400万元(約300億円)の赤字から一転、48億6900万元(約1000億円)の黒字となった。調整後純利益は182.9%増の59億9000万元(約1300億円)だった。
事業別では、スマホ事業の売上高が0.2%減の416億元(約8700億円)、出荷台数は前年同期比4%増、前期比27%増の4180万台となった。IoT・生活家電事業の売上高は8.5%増の206億7000億円(約4300億円)、インターネットサービス事業の売上高は9.7%増の77億6000万元(約1600億円)だった。
シャオミはかなりの期間にわたり、インド政府による資産差し押さえや、スマホや生活家電業界の成長鈍化など、いくつもの困難に直面してきた。現在のところ全ての課題が解決しているわけではないが、同社は新たな海外市場の開拓や製品構成の調整、支出の抑制など、粘り強く新たな道を探っている。
市場調査会社Canalysのデータによると、23年7~9月の世界スマホ出荷台数は前年同期比で1.1%減少した。シャオミは出荷台数3位で、シェアを14.1%とした。また、55カ国・地域で出荷台数トップ3に入っている。
*2023年11月22日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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