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マンガン系の正極材料を使ったナトリウムイオン電池を開発する中国企業「安鈉能源(Anna Energy)」が、エンジェルラウンドで数千万元(数億円超)を調達した。資金は研究開発や生産能力の拡大、市場開拓などに用いられる。
安鈉能源は江蘇省無錫市で2023年2月に設立された。また、同社の産業化チームは経験豊富な大手電池メーカー出身者で構成され、開発チームは南京理工大学や南京工業大学などの出身者が中心となっている。
共同創業者でチーフサイエンティストを務める南京理工大学の夏暉教授は、ナトリウムイオン電池など電気化学・蓄電材料の分野で実績があり、国際的に権威ある学術誌に190本以上の論文を発表しているほか、米スタンフォード大学とエルゼビア社が2022年に発表した「世界のトップ2%の科学者」に選出された。
安鈉能源の主力製品であるナトリウムイオンは、集中型蓄電システムや低速電動車、電動二輪車などに活用される。同社はマンガン酸化物正極材料やリン酸ポリアニオン正極など、コア材料の分野で独自技術を確立し、特許も数多く保有している。
また、独自開発したナトリウムイオン電池は顧客による検証段階に進んでおり、すでに複数の大手二輪車メーカーとの協業が決まっている。また、電池セルも小ロットの試験生産を終え、2024年中に量産・出荷を予定している。
詳しい記事を読むには:中国新興、マンガン系ナトリウムイオン電池の量産へ 蓄電システムや電動二輪車に照準
*2024年2月14日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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