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インドネシアの宅配便大手「J&Tエクスプレス(極兎速逓)」が3月22日に発表した2023年決算は、売上高が前年比約22%増の88億4900万ドル(約1兆3400億円)だった。増収を達成した一方で、純損益は依然赤字となっている。
調整後の純損失は71%縮小して4億3200万ドル(約650億円)となった。しかし、中国事業は好調で、売上総利益と調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が初めてプラスに転じたことは注目に値する。
J&Tエクスプレスは15年に中国人の創業者がインドネシアで設立し、20年3月に中国市場に進出した。同社の宅配便事業は現在、東南アジア、中国、中東、北アフリカ、ラテンアメリカの計13カ国をカバーしている。23年に世界で取り扱った荷物数は188億個となり、22年の146億個から29%増加した。東南アジアでは4年連続市場シェア1位となっている。中国では前年比27.6%増となる153億個の荷物を取り扱い、市場シェア5位となった。
*2024年3月26日のレート(1ドル=約151円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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