23年中国コンビニ業界、地元勢の拡大続く。日系1位はローソン、ファミマはトップ10圏外に

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大手会計事務所のKPMG中国とチェーンストア業界団体の中国連鎖経営協会(CCFA)はこのほど、「中国便利店(コンビニエンスストア)発展報告2024」を共同発表した。

中国では、23年のコンビニ売上高が前年比10.8%増の4248億元(約9兆3000億円)となり、店舗数は7.0%増加して32万1000店を突破した。コンビニ1店舗がカバーする人口は4441人で、22年の4751人からやや減少しており、店舗数拡大の勢いが見て取れる。一方、業界内での競争が激化したり、ライブコマースや料理宅配に押されたりとコンビニの客単価はやや落ち込んでいる。23年の1店舗の1日当たり売上高は4698元(約10万円)となり、22年より2.0%減少した。

CCFAが4月に発表した「2023中国コンビニTOP100」によると、23年の店舗数トップ10に中国企業8社と外資系企業2社が入った。1位は3万3848店舗の「美宜佳(Meiyijia)」、2位は2万8633店舗の「易捷(easy joy)」、3位は1万9780店舗の「昆侖好客(uSmile)」だった。外資系では、ローソンが6330店舗で5位、セブン-イレブンが3906店舗で7位に入った。22年に10位だったファミリーマートは、2707店舗で11位に後退した。

ローソン、24年2月期は純利益過去最高 海外店舗の9割占める中国コンビニ事業も黒字転換

*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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