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中国の配車サービス大手「如祺出行(ON TIME)」がこのほど、香港取引所での新規株式公開(IPO)に向けて公募を開始した。登記上の名称は「Chenqi Technology」(ケイマン諸島)。 香港向けに約300万株と海外向けに約2700株の計約3000万株を発行する。発行価格34~45.4香港ドル(約710~950円)で、7月10日の上場を予定している。
如祺出行は、2019年に中国自動車大手の広州汽車集団(GAC Motor)と中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)が共同設立したモビリティ企業で、広東省・香港・マカオにまたがる経済圏「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」を中心に事業を展開している。配車サービスの売上高の半分以上を広東省広州市が占めており、全国的な影響力は限られている。
目論見書によると、グレーターベイエリアでのシェアに関しても5.6%にとどまり、中国全体ではわずか1.1%となっている。23年の売上高21億6100万元(約480億円)、損益は6億9300万元(約150億円)の赤字だった。
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*1香港ドル=約21円、1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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