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中国では現在、ビザ免除政策により外国人観光客の中国旅行熱が高まり、ますます多くの外国人が訪れ、中国旅行ブームが巻き起こっている。
今年上半期(1~6月)に中国の各口岸(出入境検査場)から入境した外国人は、前年の約2.5倍の延べ1463万5千人、うちビザ免除による入境は約2.9倍の854万2千人に上った。
スリランカから来た何甜甜さんは「中国では決済方法が多様で、迅速・便利だ」と感じており、重慶市滞在中は飲食や移動だけでなく観光地やショッピングモールでも支払いが簡便で、多くの商店でクレジットカードが使用でき、外国人観光客に利便性を提供していると述べた。
スペインのビジネスマン、ウベダ・エスピファン・ラファエルさんは、ビザ免除政策が整ったことで両国を往復する際の手間を大幅に削減できたとして、「今は航空券1枚ですぐに行き来できるようになった。今年はすでに中国を6回訪れ、商売のチャンスも増えた」と話した。
中国各地もビザ関連の政策に対応して外国人との交流を活発化させ、より良い中国体験をしてもらうために、対外開放の本気度を示すさまざまな取り組みを実施している。
重慶市は海外クレジットカード使用やモバイル決済、外貨両替など各種金融サービスを継続的に改善し、決済の利便性を高めた。浙江省の杭州蕭山国際空港では人気の国際都市への路線を増便し続け、出入境ロビーに英語やフランス語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語など多くの言語の通訳を配置し、各国・地域の人々のニーズに応えて迅速な出入境手続きを実現している。
中国の多くの専門家や学者が、ビザ免除政策が外国人の中国旅行熱を盛り上げ、観光客増をけん引したと分析。中国を訪れた多くの外国人は文化遺産や古跡を間近で目にし、無形文化遺産関連商品を体験し、中国の優れた伝統文化を感じ、中国と外国の距離を縮めて文化交流の促進を後押しするだろうとの見方を示している。
(新華社重慶)
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