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SHEINやTemuなど中国の越境電子商取引(EC)プラットフォームが世界中で快進撃を続けている。これを受け、中国EC最大手アリババグループの国内向けECプラットフォーム「淘宝網(タオバオ)」も、海外市場の開拓に乗り出した。
淘宝網はこのほど、衣料品の海外向け送料を無料とするプログラムを発表した。淘宝網や天猫(Tモール)に出店する事業者がプログラムに参加すれば、新たな店舗を開設することなく海外向けの販売が可能になる。送料は淘宝網が負担する。
このプログラムでは、アリババの越境EC「AliExpress(アリエクスプレス)」と同様、部分委託モデルを採用する。加盟店は商品の価格決定権と所有権を有し、受注した商品を国内の中継センターに発送する。海外への発送は淘宝網が担当する。
送料無料プログラムは、まずシンガポールやマレーシア、韓国、香港、マカオ、台湾などで実施。年内にはオーストラリアに拡大し、将来的にはその他の国・地域にも広げていく予定だ。また、現在のところ主な対象者は中国語話者となっているが、段階的に他言語対応も進める方針だという。
(36Kr Japan編集部)
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