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ブラジルの調査会社Conversionのリポートによると、2024年6月のブラジルの電子商取引(EC)サイトのアクセス数ランキングで、アリババグループの越境EC「AliExpress(アリエクスプレス)」が首位に立った。6月のアクセス数は前月比で11.9%増加、ウェブサイトからのアクセスが多かったという。
中南米は世界経済の成長で重要な位置を占めており、そのEC市場は大きな可能性を秘めている。とくに、中南米最大の国ブラジルは、多くの消費者と急成長するEC市場を抱えている。24年に入ってから、AliExpressはブラジル事業への投資を拡大し、6月にはブラジルの小売大手「Magalu」と提携。両社の取り扱い商品を、互いのプラットフォームで販売できるようにした。
Conversionによると、ブラジルのEC市場ではアジア大手のAliExpress、SHEIN、Shopeeが急成長しており、3社の合計シェアはすでに15.4%に達している。格安ECのTemuも6月8日にブラジルでサービスを開始し、1カ月間のダウンロード数が500万回を突破したという。
ブラジル政府はこのほど、国内外の商品に対する課税の不均衡を是正するため、24年8月1日から越境ECで輸入された商品に対して新たな税制を適用すると発表した。50ドル(約7700円)までの商品には税率20%が適用される。50.1〜3000ドル(約7700円〜46万円)の輸入商品には税率60%が適用されるが、一律20ドル(約3100円)の税額控除が受けられる。
*1ドル=約154円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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