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中国のシンクタンク、華頓経済研究院(WEI)はこのほど、上海市で2024年中国上位100都市ランキングを発表した。昨年度の域内総生産(GDP)で上位115位に入った地級以上都市を実際の経済活動の実績を示すハードデータ(GDP、貯金、財政)とソフト面の経済指標(環境、科学教育、文化・衛生)の総合得点で順位付けした。上位10都市には北京、上海、深圳(広東省)、広州(同)、杭州(浙江省)、南京(江蘇省)、蘇州(同)、武漢(湖北省)、成都(四川省)、重慶がランク入りした。
各都市のうち、重慶は天津を追い越し、4年ぶりに上位10都市に返り咲いた。今年度のランキングをみると、順位を三つ以上あげたのは14都市で、江蘇省、山東省、浙江省、四川省、内モンゴル自治区がそれぞれ2都市を輩出した。四川省と内モンゴル自治区の都市の上昇の勢いは東部地域に引けを取らず、ランク入りした都市はいずれも順位を下げなかった。2次産業の発展が良好なことが主因とみられる。
ハードデータをみると、上位100都市のGDPは88兆5800億元(1元=約21円)で全国の70.3%、常住人口は7億6800万人で54.5%を占めた。ソフト面の経済指標では、上位100都市の大学数は2022校で71.7%、病院数は1万9360カ所で52.4%を占めた。(新華社北京)
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