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中国初の「AAA(トリプルエー)タイトル(膨大な予算をつぎ込んだゲーム)」となるアクションRPG「黒神話:悟空」が20日午前10時(日本時間同11時)、正式にリリースされた。オンラインゲームプラットフォーム「Steam」での同時接続プレーヤーは同午後0時50分現在で140万4千人に到達。早くから注目を集めた中国産ゲームが世界のプレーヤーに向け、中国伝統文化を知るための新たな窓を開いた。
ゲームレビューサイト「Metacritic」では19日時点で世界54メディアが平均82点を付けている。このうち権威あるIGN中国は満点を付け、中国ゲーム業界のマイルストーンであり、世界市場においても真の意味で高い競争力を持つ中国産ゲームだと評価した。
中国四大名著の一つ「西遊記」に出てくる孫悟空は、テレビドラマや映画、ゲームなどの作品でもおなじみのキャラクターで、世界のファンに愛されている。今回リリースされた作品は、ストーリーや人物のバックグラウンドなどでいずれも原著を踏襲。「西遊記」に初めて触れる数多くのプレーヤーの興味をかき立てている。
ネット上ではすでに多くの外国人プレーヤーが作品の文化的側面を解説する動画を配信している。一部の内容は必ずしも正確ではないが、作品の制作チームは気にしていないようだ。「全世界のプレーヤーと体験や楽しみを分かち合えるのがゲームという製品。われわれはさまざまな意見を喜んで聞いている」。プロデューサーの馮驥氏は反響に手応えを感じている様子で、「今後も『黒神話』シリーズの作品を引き続き発表し、不可思議で壮大な中華文化をより多くの人に体験してもらいたい」と抱負を語った。(新華社太原)
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