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中国ネット配車最大手の滴滴出行(DiDi Chuxing)が、2024年4~6月期決算を発表した。事業規模は引き続き拡大し、中国事業と海外事業の総取引額(GTV)は前年同期比14.7%増の963億元(約1兆9000億円)に達した。
配車件数は17.4%増の38億7500万件で、うち中国事業は12.3%増の30億400万件、海外事業は39.1%増の8億7100万件と大幅に伸びた。1日あたりの配車件数は、中国事業が3300万件、海外事業が957万件と、いずれも過去最高を更新した。
総売上高は4.1%増の509億元(約1兆円)、売上高に対するコストは前年同期とほぼ同じ414億元(約8300億円)だった。普通株主に帰属する純利益は14億元(約280億円)、調整後EBITA(利払い・税引き・一部償却前利益)は13億元(約260億円)といずれも黒字転換を果たした。
DiDiは22年12月3日、ニューヨーク証券取引所での上場廃止を発表すると同時に、香港上場に向けて準備を開始した。そしてこのところ、同社の香港上場に向けた動きが相次いで報道されている。24年に入ってからは、嘀嗒出行(Dida Chuxing)や如祺出行(ON TIME)など中国のネット配車大手が次々と香港上場を果たしており、曹操出行(CaoCao)も上場申請中となっている。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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