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中国ではこのところ、太陽光パネル関連企業の事業縮小や倒産といったネガティブなニュースが相次いでいる。生産過剰による価格急落が原因だとされているが、実際は太陽電池技術の世代交代についていけなかったことが原因となったケースも多いとみられる。
従来型の太陽電池メーカーが資金調達に苦しむなか、次世代太陽電池のペロブスカイト型を手がける企業には多くの資金が集まっている。太陽電池業界情報サイト「北極星太陽能伏網」によると、2023年はペロブスカイト関連企業20社が計21回の資金調達を実施し、24年にはうち10社が計11回の資金調達をしている。
ペロブスカイト型の太陽光発電設備を手がける新興企業「鼎能光電(ACME Optoelectronics)」はこのほど、エンジェルラウンドで遠景紅杉碳中和基金と傘下の遠景創投(Envision Venture)から1億元(約20億円)近くを調達した。24年に入ってから同分野で実施された資金調達では最大規模となる。調達した資金は、主に研究開発チームの拡充、研究開発の加速、生産ラインの改良などに充てられる。
現在主流の太陽電池の理論上の変換効率は、N型のTOPCon電池が28.7%、P型のHJT(ヘテロ接合)電池が27.5%、バックコンタクト方式のIBCセルが29.1%とされている。一方、ペロブスカイト太陽電池は、単接合型で33%、タンデム型で45%を超えるという。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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