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中国のティードリンク大手「奈雪的茶(NAYUKI)」が8月27日、2024年上半期(1~6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比1.9%減の25億4400万元(約510億円)、純損益は前年同期の6609万8000元(約13億円)の黒字から4億3500万元(約87億円)の赤字に転落した。同社の過去6年半の決算を見ると、23年に黒字を達成した以外は、全ての年で赤字となっている。
24年6月末時点で、奈雪的茶の直営店は23年末から23店増の1597店、フランチャイズ加盟店は297店だった。店舗数の増加は業績の伸びにつながらず、直営店の収益力は明らかに低下している。
直営店の営業利益は前年同期比65.1%減の1億6500万元(約33億円)、営業利益率は12.3ポイント減の7.8%、注文1回あたりの平均販売額は4.9元(約100円)低下して27.5元(約550円)となった。奈雪的茶は、24年上半期も依然として消費者需要の低迷が続いたとした上で、できる限り店舗のコスト構造を最適化したものの、店舗売上高や営業利益が大きく下落する結果になったと説明した。
奈雪的茶は21年6月に香港証券取引所に上場し、同月中に株価は18.98香港ドル(約340円)に達したが、その後は下がる一方で、24年8月28日の終値は1.38香港ドル(約25円)と当時の8%未満に下落している。
*1元=約20円、1香港ドル=約18円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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