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人気の中国カジュアルバー・チェーン店「跳海」が、エンジェルラウンドで挑戦者創投(Challenjers Venture Capital)から数千万元(数億円)を調達した。資金は、主要事業の拡大や会員制システムの構築のほか、ホテルなど新規事業の開拓に充てられる。
跳海は、現在のところ30店舗と規模は大きくないが、注目度は極めて高い。SNS広告を出したことがないにもかかわらず、中国版インスタグラムと呼ばれる「小紅書(RED)」では、最も話題の多いバーブランドとなっている。
跳海の前身は、北京の路地裏で週に1〜2日だけ開くアットホームなバーで、ビールと簡単なカクテルを提供していた。当初はひっそりと営業していたが、若者の間で人気が高まったのを機に、2019年にバー街として有名な北京の後海エリアに跳海の1号店をオープンした。
跳海のコンセプトは「コミュニティ居酒屋」で、店舗周辺の5km圏内の都市生活者が気軽な交流や自己表現のできるパブリックスペースを目指す。店舗運営では、現場のスタッフに高い権限を与えている。
創業者の梁二狗(本名:梁優)氏によると、跳海ではコミュニティづくりの一環を担う業態としてバーを展開しているが、今後は若者がより快適な都市生活を送れるようアパートやホテルなども手がけていく方針だという。
(36Kr Japan編集部)
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