アリババ系物流「菜鳥」、最短5日の国際配送を日本など14カ国に拡大 EC業界の年末商戦に向け

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中国電子商取引(EC)業界最大のセールイベント「双11(ダブルイレブン)」が今年も11月11日前後に開催される。

業界大手アリババグループ傘下の越境ECサイト「全球速売通(AliExpress、アリエクスプレス)」は双11の開幕に向け、アリババ系物流会社の「菜鳥智慧物流網絡(Cainiao Smart Logistics Network)」と手を携え、国際配送サービスの利便性をさらに向上させる。

両社が共同で展開する国際配送サービス「全球五日達」(5営業日以内の国際配送)の対象地域に

イタリアやポーランド、日本などを加え、14カ国に拡大する。また、配送料無料の対象地域も欧州、米国、アジアなどに広げる。同サービスは2023年9月に、スペインやオランダ、英国などを対象に開始された。

菜鳥は、2017年にはすでに国際的なスマート物流ネットワークの構築に着手し、まずは最短10営業日以内の国際配送を打ち出して業界の常識を覆した。それからわずか数年で配送日数を半分の最短5営業日以内に短縮。現在の主な対象地域への配送日数は平均5〜7日となっている。今年3月31日までに、国際配送の1日あたりの取り扱い件数は500万件を超えたという。

アリエクスプレスは、今年の双11では11月8日から事前イベントを開始し、米国発祥の大型ECセール「ブラックフライデー」では11月19日から事前イベントを開催して、22日にセールをスタートする。

アリエクスプレスと菜鳥は過去最高額を投資し、便利で確実な物流でセールを盛り上げる。

*1ドル=約150円で計算しています。 

(36Kr Japan編集部)

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