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中国の小米集団(シャオミ)は10月29日、電気自動車(EV)「SU7」シリーズの最上位モデル「SU7 Ultra」を発表し、午後10時30分に予約受付を開始した。予価は81万4900元(約1700万円)で、2025年3月の発売を予定している。雷軍CEOは同日中に、予約開始から10分で予約注文が3680台を超えたと自身のSNS(微博)で発表した。
SU7 Ultraは3基のモーターを搭載しており、最高出力は1548馬力(ps)に上る。発進から1.98秒で時速100キロメートル(km)に達する加速性能を持ち、設計上の最高速度は時速350kmを誇る。ちなみに、SU7 Ultraのプロトタイプは今年10月にドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」の北コースでは、4ドア車世界最速となる公式認定ラップタイム6分46秒874を記録した。一方、ポルシェの「タイカン・ターボGT」のラップタイムは7分07秒55だった。
シャオミはスマートフォン大手として知られるが、24年3月に同社初のEVとしてSU7を発売。予想を超える反響を呼んだ。雷CEOによると、24年10月の納車台数は目標の2万台を達成し、中国市場では米テスラの「モデル3」を抜き、中・大型EVセダンの月間販売台数で首位に立った。
米金融大手ゴールドマン・サックスは、SU7 Ultraの2025年の販売台数は4000台を超えると予測している。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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