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中国系動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」が米国でのサービス提供を禁止される可能性が取りざたされる中、1月13日ごろから米国のTikTokユーザーが中国のSNSアプリ「小紅書(rednote)」に大量に移動しはじめた。彼らは「TikTok難民」を自称してコンテンツを投稿し、大きな注目を集めている。
TikTok難民の流入以降、小紅書では中国人が米国人に数学の宿題を教えたり、米国人が中国人に英語の宿題を教えたりといった光景が繰り広げられるようになった。また、中国語の学習に興味を持つ米国のネットユーザーが増えた結果、語学アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」で中国語を学ぶ米国人も急増している。
Duolingoによると、小紅書のユーザーが急増した1月中旬には、中国語を学ぶ米国ユーザーが前年同期比で216%増加したという。同社は1月14日、X(旧Twitter)の公式アカウントに「なるほど、だから今ごろ中国語を勉強しはじめたんですね?」と茶目っ気のあるコメントを投稿した。

TikTokは1月18日夜に米国内のサービスを一時停止したが、翌19日には再開している。トランプ大統領は20日、TikTikの禁止につながる新法の適用を75日間猶予する大統領令に署名した。
(36Kr Japan編集部)
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